第13回 湘南国際マラソン(2018.12.2(日))
こんにちは。PONです。
12/2(日)は湘南国際マラソンでした。今回は、友人のサブ3:40のお供です。
スタートまで
ファンランの大会は初めてでしたので、非常に楽しみにしていました。
湘南国際は初めて本気で挑んだ大会で、今回で3回目。3回目ともなると大分勝手も分かっており、アクセスや動線もお手の物。スムーズに着替えやトイレを済ませ、Cブロックに並びました。
日が出ていなかったのでなかなか寒かったですが、ごみ袋をかぶり群衆の真ん中あたりを陣取ってしのぎます。友人と雑談をしていると、いつも長く感じる待ち時間もあっという間でした。
序盤
スタートの号砲が鳴ると、友人が一言。
「これから苦行が始まるんだな・・・。」
何度もフルマラソンに出ているくせに何言っているんだ、と一瞬思いましたが、「よく考えれば、気軽に参加しているものの自分も42.195km走るんだな、」と気づき、若干不安に。
スタート直後はお馴染みの混雑。5kmまでは'5:05で行く想定がいきなり崩れ、最初1kmは'6:26。これが自分のレースなら相当焦るところですが、今回は僕の役割はペーサー。ここで1分遅れたところで、全体でみれば大したことない、と大局的に見ることができます。
しかし、息が上がるペースではないものの、なんだか体が重い。どうにも調子が出ず、このまま40kmも走ることを考えると、少しずつ憂鬱な気持ちが募ってきました。
中盤
順調に'5:10を切るぐらいのペースで刻みますが、今日は体調が悪いのか、やっぱり調子が上がらない。友人に話しかけられても、なんとなく答えるのがだるい。ペーサーでこれはまずいのではないか・・・?
そんな調子の中、10kmを過ぎたあたりから尿意が強くなってきました。あまり混んでいるところでトイレに寄りたくなかったので、なるべく進んでからにしようと思ったのですが、せっかくのレースを楽しむなら早めに行った方がいいと判断。「トイレこの先300m」の表示を見たところで、友人にトイレに行くと伝え、ダッシュで向かいました。
3分ほどのロスタイム。3年前の湘南国際でも寄ったことを思い出しました。
さて、身軽になったところで友人を追走します。人混みを縫って駆け抜ける感覚が楽しい。息が上がらない程度で追いましたが、キロ4ぐらいが出ています。どんどん前の人を抜いているので、すぐ追いつくと思っていましたが、なかなか見つからない。
よくよく考えると、
○キロ5くらいで走っている友人
○ビハインド3分
○自分はキロ4で追いかける
⇒追いつくまで3kmかかる
という、つるかめ算。傍から見れば、15~17kmでスパートをかけている引っかかっちゃった馬みたいだったんじゃないかな。フルの途中でこんなにペースを乱高下させる人は珍しいでしょう。江の島の折り返し直前でやっと追いつきました。
中盤
さて、キロ4で追走している間、自分のペースで走ることの爽快さを感じていました。友人に追いついて以降はまた元のペースに戻りましたが、今度はなんだかすごく調子がいい。友人にいろいろ話しかけるは、沿道の子どもたちとむやみにハイタッチするは、給食ポイントでひたすら食料をゲットするは。
ゆっくりペースで走れば楽かというとそうでもないみたいですね。LSDなんかでも、一度速いペースの区間を入れた方がいいかもしれません。
そんなこんなで、このあたりからすごく楽しくなってきたのですが、隣の友人は25kmぐらいで結構しんどそうにしています。この先持つのか。
終盤~ゴール
30kmを超えました。ここで友人のペースが上がります。'5:10のイーブンだったのが、`5:00を切るペースに。息の上がり方を見ると、さすがに持たないんじゃないかと判断。再び'5:10に戻してもらいました。
このあたりの判断は結構難しいですね。上げられるなら上げてもよいのかもしれませんし、僕が止めたことで、結果的に記録が下がっているかもしれません。でも、今日の目標はサブ3:40。無理して撃沈させるわけにはいきません。自分は、今日の役割であるペースメイクを完遂しよう。
37kmを過ぎて、少しずつ友人が遅れる場面が増えてきましたが、離れすぎない程度で先行し、引っ張りました。二宮側の折り返しを超えた1~2kmの上り基調。個人的に、湘南国際で最もきついところです。友人は明らかにきつそう。ただ、ここで落とすと間に合うか微妙なタイムなので、とにかく鼓舞して、引っ張ります。
大磯ロングビーチの最後の急坂。みんな相当苦労しています。友人の息の上がり方がすごい。でも、懸命に上がっています。時計を確認。3:38。
「よし、行ける!」友人に声をかけます。並走。同時にゴール。3:39:10!
まとめ
友人はヘトヘトで、ゴール後歩けなくなっていました。結構きつい目標を掲げてしまい申し訳ない気持ちもありましたが、一緒にゴールラインを踏むことができて、本当に嬉しかった。自分の記録をひたすら求めるのもいいですが、他の人と喜びを共にするのも、これまた格別だと感じました。
湘南国際も大好きな大会ですし、給食も楽しめましたし、また機会があれば、こういうマラソンも走りたいと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。~PON~